
【コピペOK】WebスクレイピングをAIで自動化!ChatGPTでデータ収集プログラムを作る手順
競合調査やリスト作成の手作業に疲れていませんか?本記事では、プログラミング知識ゼロのビジネスパーソン向けに、ChatGPTを使ってWebスクレイピングのPythonプログラムを自動生成するやり方を解説します。環境構築不要のツールを使い、コピペだけで毎月のデータ収集作業を全自動化する時短術を身につけましょう。
毎月の競合サイトの価格調査や、見込み客のリスト作成など、手作業でのデータ収集に疲弊していませんか?「WebスクレイピングをAIで自動化したい」と考えても、プログラミングの壁を感じて諦めてしまう方は少なくありません。
本記事では、プログラミング知識が全くないビジネスパーソン向けに、ChatGPTを活用してデータ収集プログラムを作る手順をわかりやすく解説します。環境構築が不要なツールを使い、コピペだけで毎月の作業を全自動化するノウハウをお届けします。
この記事で分かること
- AIを使ったWebスクレイピングのメリット
- ChatGPTに完璧なコードを書かせるプロンプト(指示文)の作り方
- 環境構築不要の「Google Colaboratory」の使い方
- データ収集を自動化する際の法的・倫理的な注意点
プログラミングの学習に何ヶ月もかける必要はありません。AIを味方につけて、劇的な業務効率化を実現しましょう!
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WebスクレイピングをAI(ChatGPT)で自動化するメリットとは?
Webスクレイピングとは、Webサイトから特定のデータを自動的に抽出する技術のことです。これをAIの力を使って自動化することには、計り知れないメリットがあります。
圧倒的な時短効果で本来の業務に集中できる
従来、Webサイトを巡回してExcelに情報をコピペする作業には、毎月数時間から数十時間かかっていました。例えば、競合100社の価格情報をチェックする作業に毎月5時間かかっていたとします。
AIが生成したスクレイピングプログラムを実行すれば、この作業時間は約95%削減され、わずか数分で完了します。空いた時間をデータ分析や戦略立案といった「人間ならではのコア業務」に充てることが可能になります。
プログラミング知識ゼロでも自社専用ツールが作れる
これまでスクレイピングツールを開発するには、外注費として数十万円を支払うか、自身でPythonなどのプログラミング言語を数ヶ月かけて学ぶ必要がありました。
現在では、ChatGPTに対して「○○のサイトから、商品名と価格の一覧を取得するプログラムを書いて」と日本語で指示するだけで、即座に実用的なコードが出力されます。ノーコード感覚で、自社のニーズに完全にマッチしたツールを手に入れられるのです。
ポイント: 手作業のデータ収集はAIに任せる時代。ChatGPTを活用すれば、学習コストと外注費を劇的に削減しながら業務を自動化できます。
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【事前準備】環境構築不要!Google ColaboratoryとChatGPTの用意

「プログラミングを始めるには難しい設定(環境構築)が必要なのでは?」という心配は無用です。ブラウザさえあれば、今すぐ始められます。
1. ChatGPTのアカウント準備
まずはプログラムのコードを書いてもらうためのChatGPTを用意します。無料版でも十分に動作するコードを生成できますが、より精度の高いコード生成や複雑なエラー解決を望む場合は、最新のAIモデルが使える有料版(月額約3,000円)の利用もおすすめです。
2. Google Colaboratory(コラボ)の準備
プログラムを動かすための場所として、Googleが提供している無料サービス「Google Colaboratory」を使用します。これは、Webブラウザ上でPythonプログラムを記述・実行できるサービスで、面倒なインストール作業が一切不要です。
- Googleアカウントにログインした状態で、「Google Colaboratory」と検索してアクセスします。
- 画面の指示に従い、「ノートブックを新規作成」をクリックします。
- これだけで、プログラムを貼り付けて動かす準備は完了です。
ポイント: プログラミングに必要なのは「Webブラウザ」と「Googleアカウント」だけ。数分で準備が完了します。
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ChatGPTを活用したWebスクレイピングプログラムの作り方(プロンプト例付き)

準備ができたら、いよいよChatGPTにプログラムを作ってもらいます。AIから正確なコードを引き出すには、指示(プロンプト)の出し方にコツがあります。
要件定義のコツ(何をどう取得したいか)
ChatGPTに指示を出す前に、以下の3つを明確にしておきましょう。
- 対象のURL: どのWebページからデータを取るか
- 取得したい項目: 「タイトル」「URL」「価格」「日付」など
- 保存形式: CSV形式(Excelで開ける形式)で保存したいか
そのまま使える!ChatGPTへの魔法のプロンプト
以下のテンプレートをコピーし、[ ] の部分を自社の目的に合わせて書き換えてChatGPTに送信してください。
```text
あなたは優秀なPythonエンジニアです。
以下の要件に従って、Webスクレイピングを行うPythonコードを作成してください。
【要件】
- 対象URL: [https://example.com/products]
- 取得するデータ: [各商品の「商品名」と「価格」]
- 保存形式: [取得したデータを「products.csv」という名前のCSVファイルとして保存する]
- 実行環境: Google Colaboratory
【条件】
- サーバーへの負荷を下げるため、リクエスト間に必ず2秒の待機時間(time.sleep)を入れてください。
- BeautifulSoupとrequestsを使用してください。
- 初心者でも分かるように、コードの各行に丁寧な日本語のコメントを書いてください。
```
このプロンプトを使うことで、エラーが出にくく、そのままコピペして動かしやすい高品質なプログラムが生成されます。
ポイント: プロンプトには「実行環境(Google Colab)」「待機時間(sleep)」「保存形式」を明記することが成功の秘訣です。
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【コピペOK】実際のPythonコードとデータ収集の実行手順
ChatGPTがコードを出力したら、それをGoogle Colaboratoryで実行してみましょう。
1. ChatGPTが出力するPythonコード例
ChatGPTからは、おおよそ以下のようなPythonコードが出力されます。(※対象サイトの構造によってコードは変動します)
```python
# 必要なライブラリをインポート
import requests
from bs4 import BeautifulSoup
import pandas as pd
import time
# データを格納するリストを準備
data_list = []
# 対象のURL
url = "https://example.com/products"
# Webページの情報を取得
response = requests.get(url)
response.encoding = response.apparent_encoding
# サーバーへの負荷を軽減するための待機時間(2秒)
time.sleep(2)
# BeautifulSoupでHTMLを解析
soup = BeautifulSoup(response.text, 'html.parser')
# 商品情報が含まれる要素を取得(※サイトのHTMLタグに合わせて変更が必要)
items = soup.find_all('div', class_='product-item')
for item in items:
# 商品名と価格を取得
name = item.find('h2', class_='product-name').text.strip()
price = item.find('span', class_='product-price').text.strip()
# リストに追加
data_list.append({'商品名': name, '価格': price})
# データフレームに変換してCSVとして保存
df = pd.DataFrame(data_list)
df.to_csv('products.csv', index=False, encoding='utf-8-sig')
print("データの取得とCSV保存が完了しました!")
```
2. Google Colabでの実行とCSVのダウンロード
- Google Colabの新しいセル(入力欄)に、上記のコードをペーストします。
- セルの左側にある 再生ボタン(実行アイコン) をクリックします。
- 数秒〜数十秒待ち、「データの取得とCSV保存が完了しました!」と表示されれば成功です。
- 画面左側の「フォルダアイコン」をクリックすると、作成された
products.csvが表示されます。右クリックして「ダウンロード」を選べば、手元のExcelでデータを確認できます。
ポイント: もしエラーが出た場合は、エラーメッセージをそのままコピーしてChatGPTに貼り付け、「このエラーを直して」と頼めばAIが修正コードを提案してくれます。
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AIによるWebスクレイピング開発を成功させるコツと注意点
AIを使えば誰でも簡単にスクレイピングができますが、他社のWebサイトにアクセスする以上、最低限守るべきルールがあります。
利用規約とrobots.txtの確認
すべてのWebサイトがスクレイピングを許可しているわけではありません。以下の点を確認しましょう。
- 利用規約: 対象サイトの規約に「自動化ツールによるアクセス禁止」「スクレイピング禁止」の記載がないか確認します。
- robots.txt: ブラウザのURL末尾に
/robots.txtを付けてアクセスし、クローラー(自動収集プログラム)のアクセスが許可されているか確認します。
サーバーへの負荷軽減(マナー)
プログラムは人間とは比較にならない速度でWebページにアクセスします。短時間に大量のアクセスを行うと、相手先のサーバーがダウンしてしまい、サイバー攻撃(DoS攻撃)とみなされる法的リスクがあります。
必ずプログラム内に time.sleep(2) のようなアクセス間隔(1〜3秒程度)を設けるようにAIに指示してください。
ポイント: スクレイピングは「相手のサーバーに迷惑をかけない」「規約を守る」という大原則を遵守して行いましょう。
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まとめ
この記事では、AIを活用してWebスクレイピングのPythonプログラムを作成し、データ収集を自動化する方法を解説しました。
- AI活用のメリット: 作業時間を劇的に削減し、プログラミング学習なしで自社専用ツールが作れる
- 環境構築は不要: Google Colaboratoryを使えばブラウザ上で即座に実行可能
- プロンプトの工夫: 「何を取得し、どう保存するか」「サーバー負荷への配慮」を明記する
- トラブルシューティング: エラーが出てもAIに聞き返すことで解決できる
「手作業でのコピペ」は今日で終わりにしましょう。まずは自社がよくチェックしている公開情報サイトを一つ選び、ChatGPTにコードを書かせてみるところから始めてみてください。あなたの業務効率が飛躍的に向上するはずです。
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よくある質問(FAQ)
Webスクレイピングは違法ですか?
Webスクレイピング自体は違法ではありません。しかし、「利用規約で禁止されているサイトからデータを取得する」「相手のサーバーに過度な負荷をかける」「取得した著作物や個人情報を不正に販売する」といった行為は、著作権法違反や偽計業務妨害罪に問われる可能性があります。必ず常識的な範囲内で、情報収集の目的に留めて利用してください。
ChatGPTの無料版でもPythonコードは作れますか?
はい、無料版のChatGPTでも十分に動作するPythonコードを生成可能です。ただし、より複雑なサイト構造を解析させたい場合や、エラーが起きた際の修正能力においては、最新モデルが利用できる有料版の方がスムーズに開発を進められます。
ログインが必要なサイトでもスクレイピングできますか?
技術的には可能ですが、難易度はグッと上がります。ログイン処理にはCookieやセッションの管理が必要になるため、初心者にはハードルが高いです。また、ログインが必要な会員制サイトは利用規約でスクレイピングを固く禁じているケースが多いため、まずは「ログイン不要の一般公開されているページ」から始めることを推奨します。
データ抽出が途中で止まってしまう・エラーが出る場合はどうすればいいですか?
WebサイトのHTML構造が途中で変わっていたり、AIが想定したクラス名と実際のサイトのクラス名が異なっていることが原因です。Google Chromeの「検証(デベロッパーツール)」を使って対象のHTMLタグを確認し、そのタグ情報をChatGPTに伝えて「このHTML構造から取得できるようにコードを修正して」と指示し直してください。